男の髪と頭皮!髪が生えてから抜けるまでの周期・髪の構造を解説
この記事では頭皮と髪の役割、そして髪のサイクルを紹介します。
抜毛や頭皮の肌荒れで悩んでいる人の参考になれば幸いです。
頭皮について

頭皮を覆う皮膚構造は大きく3層に分かれ、外側から表皮、真皮、皮下組織の順に成り立っています。
頭皮には外部からの刺激(例 紫外線など)を保護する役割や保湿する役割があります。
頭皮が汚れて不衛生な状態でいると保護する役割が適切に機能せず、肌荒れを起こしたり雑菌発生の原因にも繋がります。
セット力の強いスタイリング剤を使用している人は流し漏れに注意をしてくだい。
きれいに流したと思っても髪や頭皮に残留していることがあります。
そのような状態ですと頭皮にも髪にも良いとはいえません。
一度で取れなそうな時は、2回洗うのもありですね。

表皮
最初に皮膚の1番外側にあたるのが表皮です。

その表皮は更に角質層、顆粒層、有棘層、基底層の4層からなっています。

角質層
概要:15層ほどの角層細胞が重なり、細胞と細胞の間に細胞間脂質(セラミド、コレステロールなどの成分)がはさまっています。
役割:外部攻撃(紫外線やほこりなど)から皮膚を保護する役割をしてます。
顆粒層
役割:外的攻撃(紫外線やほこりなど)から皮膚を保護していてます。顆粒のケラトヒアリン顆粒は、紫外線から保護する働きがあります。
有棘層
概要:約10層の細胞が並び、表皮の4層(角質層、顆粒層、有棘層、基底層)の中でも1番厚く大部分をしめています。
基底層
概要:表皮の最下層に位置しケラチノサイト(皮膚を保護する細胞)の母細胞(細胞が分裂する前の細胞)が存在します。ケラチノサイトは分裂を起こし有棘層→顆粒層→角質層と上位層へ移動し皮膚を保護する役目をしています。基底層にあるメラノサイト(色素細胞)は、肌や髪を黒くするだけでなく紫外線から保護する役割もしています。
真皮
表皮の次にあたるのが真皮です。
真皮には頭をぶつけた時など衝撃を和らげる弾力性の働きがあります。

そして真皮にはアポクリン汗腺、皮脂腺、立毛筋があります。
このアポクリン汗腺や皮脂腺は、臭いの原因をつくっているんです。
アポクリン汗腺
アポクリン汗腺とは2種類ある汗腺の1つで、もう1つはエクリン汗腺といいます。
概要:通常の汗(エクリン)は、運動した時や、夏の暑い日に自然と流れでるで臭いがありません。無色無臭な汗です。
それに対しアポクリン汗は、ストレスや緊張といった精神面で不安定な時に、髪、脇下などの限られた部位にかく汗で、タンパク質、脂質、アミノ酸が含まれ白濁した汗で体臭の原因となっています。
皮脂腺
概要:皮脂を分泌し髪や頭皮にうるおいを与え、外部からの刺激を守る役目をしています。
皮脂腺のサイクルは、15歳頃から分泌が活発になり始め、男性は80歳ごろから徐々に皮脂分泌が減少していきます。
立毛筋
概要:寒冷、ストレス、恐怖などによって立毛筋が収縮してなるいわゆる鳥肌の現象起こしています。ちなみに鳥肌は毛が立つことによって体温調整の役割をしています。
皮下組織
最後に最下層に位置する皮下組織は、沢山の脂肪を有し外的なクッションとしての役割や保湿機能として重要な役割をし、皮下組織には毛細血管が通っています。

毛細血管
役割:皮膚血流によって体温を一定にたもち十分な酸素や栄養を供給する働きをしています。
まとめ
頭皮は紫外線やほこり、といった対外的なものから保護する役割があります。
頭皮が不衛生だと適切に機能せず頭皮は荒れ抜毛等の原因にも繋がります。
その他に、洗浄力が強すぎるシャンプーを使っていると必要以上に皮脂を除去してしまい、結果的に頭皮は乾燥しやすくなり肌荒れにも繋がる可能性があります。
髪の構造
髪の毛は、外側からキューティクル、コルテックス、メデュラの3層化からなっています。

キューティクル
髪の表面を5〜8枚のうろこ状の層で形成し、髪を保護する役割があります。
キューティクルが健康な状態だと、髪にツヤが生まれ健康的な印象を与えますが、キューティクルが痛むと、うろこ状の層が剝がれ保護部分が失われてしまい、ぱさついた印象を与えます。
そしてキューティクルが剝がれた状態は、切れ毛や抜け毛の原因にも繋がります。
コルテックス
コルテックスは髪の80%以上を占め、繊維状に縦にならんだケラチンタンパク質の塊です。
このコルテックスには髪の色素を決める顆粒状のメラニン色素がふくまれていますが、メラニンを作れなくなると色素を失い白髪へと変化していきます。
メデュラ
髪の中心部に存在し蜂の巣形状で縦方向に細胞があります。
赤ちゃんの髪やフェイスラインに生えている産毛にはメデュラの存在が確認できません。
髪が硬い人、太い人ほどメデュラがしっかりしているのも特徴といえます。
髪の成分
髪の80%近くはアミノ酸の集合体であるタンパク質と、水分、脂質から形成され、
さらにアミノ酸には、含硫アミノ酸という硫黄を含んだアミノ酸があります。
この含硫アミノ酸には、硫黄を含んでいるため、ドライヤーなどで髪が焦げると何とも言えない臭いを発生させています。
髪の周期(ヘアサイクル
髪は3〜6年で成長期→退行期→休止期のサイクルを経て髪が抜けて、新しい髪が生えていきます。

成長期
サイクルの大半を成長期がしめ、健康な髪の男性で3~5年、女性で4~6年の成長期間があります。
髪の毛根にある毛乳頭と呼ばれる部位が栄養を受けて、毛頭細胞が活性化し髪は成長をしていきます
退行期
しだいに毛頭細胞の活動が減少し髪の成長速度が落ちていきます。この退行期間は2~3週間続きます。
休止期
毛頭細胞が停止し髪は抜けやすい状態になり、新しい髪が生まれる準備をしています。この休止期間は3~4ヵ月です。
髪の成長速度
髪は1日で0.3~0.4mm伸びるとされるので、1か月で約1cm伸びる計算になります。
成長速度と関係していること
髪の成長には年齢、食生活などの栄養状態、男性ホルモン、サイトカインと呼ばれる細胞から分泌されるタンパク質などが関係しています。
ホルモンバランスが乱れるとヘアサイクルがおかしくなり成長期間が短くなってしまったりします。油っぽいものや、匂いのきつい食べ物を沢山食べてばかりいると体や髪にも悪いし体臭にもつながります。気をつけましょう。
髪の色素
髪の色はコルテックスに含まれるメラニン色素の種類と量によって決まります。
メラニン
メラニンは髪の毛、皮膚の色を決定する重要な役割を持っていて、ユーメラニンとフェオメラニンの2種類あります。
ユーメラニン
黒褐といった色で黒髪にはユーメラニンが多く含まれています。アジア系の人に多いですね。
フェオメラニン
赤黄色系の色でブロンドにはフェオメラニンが多く含まれています。ブロンド系の欧米系の人に多いですね。
メラニンの役割
メラニンは有害な紫外線から守る働きをしています。
メラニン
メラニン色素が減ってくると髪は色素が無くなり、光の反射によって髪が白く見えて、いわいる白髪になります。